犬種の伝統を守ること

プードルのショークリップ

看板犬2号

トリマー塾での風景です。

月に1回ほどトリマー向けの塾に通って
プードルのショークリップを学んでいます。

JKCのA級ライセンスを取得することを
目標にしているからです。

私は何事も“基礎”が大事だと思っていて、
トリミングも犬種のスタンダードがわかることが
トリマーとしての基礎だと考えています🤔

犬種のスタンダードって?

“プードル”や“ポメラニアン”など
たくさんの犬種がありますが

一つの犬種が作り出され、
犬種として登録されるまでには
長〜い年月がかかります。

その犬種のあるべき姿というのは
細かい設定があって

もともとその犬種がどのような使役犬だったか…
など、その犬の歴史に起因します。

だから私は、

『犬種を守ることは伝統を守ること』

だと思っています。

そしてこのプードルのショークリップも
伝統の一つ

正確にはショークリップも
形が少しづつ変わってきているのですが。。

繁殖も
その犬種を後世に伝え残していく事を目的とした交配が
理想だと思っています。

繁殖のあり方

悲しいことに
お金儲けを目的とした繁殖が世の中には溢れています。

もちろんお金儲けが全ていけないことだとは思いません。

ただ、犬種にこだわりを持ち
正しい繁殖を行なってほしいと願っています。

子犬をたくさん産ませるために
母犬の体を休めることなく発情の度に交配させたり、
遺伝的疾患を無視した繁殖を行なったり、
興味本位でミックス犬を作ったり…

こんな繁殖は言語道断です。

私は
犬の伝統を無視し
犬の身体的また精神的なケアを無視し
いかに健康な子犬を作るかを考えない
そんなパピーミルは断固反対です。

ただ、スタンダードに完全に寄せると
飼いにくくなる犬種がいるのも事実…

悪質な繁殖は別として
愛犬との生活の素晴らしさは多くの方に経験してもらいたいと思います。

そのためには、多少スタンダードから外れても
飼いやすい性質の犬を作るもの悪くないかな…
なんて考えたりもします。

何はともあれ、
信念のない繁殖が悪であり、
産まれってきた子犬たちは可愛く
その命は全て尊いのです。

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