先日フードの選び方についてお話ししましたが、理想的なフードには出会えそうですか?
このフード良い!
と思えるものに出会えたら素晴らしいことです。
良い!と思えるフードを数種類探せると理想です。
なぜかというと、フードは同じ物をずーっとあげないほうがいいのです。
その理由は大きく二つ
①栄養が愛犬に合っているかわからないから
まず知ってほしいのは、同じ体重の犬でもそのこに必要な栄養素はそれぞれで、全く同じではないということ。
例えば同じトイプードルであっても、足の長さも筋肉量も運動量もそれぞれ違います。
活動の仕方が変われば、必要な栄養素も変わります。
フードの袋に記載されている『総合栄養食』の表記。
総合栄養食とは、そのフードと水を与えれば生きていける栄養基準を満たしたフードです。
ただし、あくまでも“最低基準”だと思ってください。
日本で『総合栄養食』と記載するには
「ペットフード公正取引協議会」
という組織の認定を受けなければいけません。
そしてその組織の定める基準は
「AAFCO(アフコ)」
(アメリカのドッグフードの栄養基準を定めている組織)
の基準がベースになっています。
ドッグフードの栄養基準を設けている組織はヨーロッパにも
「FEDIAF(フェディアフ)」
という組織があります。
アメリカとヨーロッパでは基準が異なり、ヨーロッパの方が高い基準を設けている印象です。
もしあなたの愛犬が、他のこより少しビタミンが必要な個体だったら…?
もし同じフードを与え続けて、そのこにとって何かの成分が物足りないフードだったら…?
ビタミンやミネラル、アミノ酸などなど、フードによって含まれる量はまちまちです。
時々フードを変えることによって、あのフードでは物足りなかった栄養を、このフードでは補るという可能性があります。
②アレルギーを引き起こさないために
フードを時々変えた方がいい理由の二つ目として、
アレルギーの心配があります。
昨日アレルギーを引き起こすメカニズムのお話をしましたね。
同じ物をずーっと摂取していると、コップの水が溢れて症状を引き起こしてしまうかもしれません。
フードの主要原材料(メインたんぱく質)が違うフードをあげると、このリスクが少なくなります。
気に入ったメーカーのチキンやサーモン、ターキーなどの主原料が違うフードでもいいですし、
全く違うメーカーのフードでもいいです。
もちろん手作り食でもいいですね!
むしろ手作り食の方が理想です。
「手作り食は栄養バランスが取れるか心配」
と言われる方も多いのですが、
大丈夫です。
そんなに難しく考えないでください。
人間の食事の栄養学なんて難しいこと考えなくても、
私たちは日々食事を作って、日本は長寿の国じゃないですか。
子供だってすくすく育ってます。
ワンコの手作り食もそれと同じ感覚です。
基本のタンパク質・野菜・炭水化物の比率を何となく守れば大丈夫です。
一番の難点は、手間がかかること…ですかね😅
機会があったら、今度手作り食のお話もしますね♪