ストレスに耐性を持つ

先日、“飼い主様のストレスはワンコに伝染するから、ストレスは玄関で払いましょう”というお話をしました。

ちょっと深掘りすると誤解を招きそうなので、補足させてください。
これは愛犬がストレスになるような環境にしてはダメという話ではありません。

う〜ん、伝え方が難しいですね💦

結論から言うと、ワンコには適度に正しいストレスを与えるべきだと思っています。
過保護はいけません。

なぜかって?
それは今日までのような平和な毎日が、ワンコの生涯続く保証がないからです。
ストレスは、ストレスを感じるほどストレスに強くなります。

・ケージは嫌がるから入れない
・ひとりにすると可哀想だから長時間の留守番はさせない
・散歩の時間は毎日決まった時間
・お腹が空くと可哀想だからご飯の時間とおやつの時間は絶対

愛犬を想う気持ちは素晴らしいです。
でも、もしもの時どうしますか?

愛犬が入院になったら?
飼い主様が入院したら?
大災害が起こったら?

ピンチの時はただでさえ、ピンチの事に対してストレスがかかります。
それに加え普段慣れていない事も重なったら、もう大ストレスですよ。

ストレスの怖いところは免疫力を下げてしまう事です。

だから、ワンコがちょっと嫌そうだな〜と思うことも、普段から少し慣れさせてあげましょう。

『可愛い子には旅をさせよ』
ということわざ。
愛犬を想うのであれば、楽しいことも試練もいろんな経験をさせて、精神的に強いこにしたいですね。

私たちから愛犬に伝染するもの

犬は第6感が優れている生き物と言われています。

遠く離れたご主人の死を察知したかのような言動を取ったり、普段お利口な愛犬が飼い主を困らせてタイムロスしたことで事故を免れたり…
そんな信じ難い話を時々耳にすることがあります。

“第6感”というと少し超越した力というイメージで「ウチのこにはそんな力ないよ」と思うかもしれません。
私もそう思います😅

でも確実に言えることがあります。
それは、
『犬は人の感情やメンタルを敏感に察することができる』
ということ。

これはどの犬もです。
もちろんあなたの愛犬も例外ではありません。

人の感情に寄り添えるのが犬という生き物です。

犬は家族内で論争が起こると必死に止めようとします。
そして誰かを守ろうとするかもしれません。

逆に家族が楽しそうにしていると、自然とワンコも穏やかに楽しくなるのです。

そして気にかけて欲しいのが、愛犬は大好きなご主人のストレスも感じ取っているということ。

暗い顔をしてため息ばかりついていると、愛犬も元気がなくなっていきます。
ひどいと体に不調を起こします。

そう、ストレスは伝染するんです。
だからね、愛犬のためにストレスは玄関で払いましょう☺️


生きていると嫌なこと、不安なことは山ほどあって、辛いこともたくさんありますが、愛犬のために深く考えないようにしましょう。
そもそも考えた通りに進むものでもないし、心配事の9割は起こらないっていうでしょ?

愛犬の元気がなくなってしまったら、もっと悩み事は増えてしまうから、
元気いっぱい!じゃなくてもいいから、心穏やかに平穏に過ごしていきたいですね。

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